3回目の勉強会では新・貧困ラインについて取り扱いました。
新・貧困ラインとは・・・
2008年8月26日、世界銀行によって新しい貧困の基準として「1日1,25米ドル」が設定されました。
これまで最もよく使われてきた貧困ラインは、世界銀行が定めた「1日1ドル未満」。
これは最低限の健康を維持するために1日に必要な2100キロカロリーを得られる金額というのが根拠でした。
しかし、この数字は1981年の物価水準に基づいた少し古いデータでした。
そこで、今回は「国際比較プログラム(ICP)2005」の結果に基づき、途上国の物価水準がより正確に把握され、新しい貧困基準として1日1,25ドルが設定されました。
「1日1,25ドル未満」で暮らす途上国の貧困人口は2005年には14億人(4人に1人)であるが、これは1981年の19億人(2人に1人)と比べると減少していることになり、
世界の貧困と飢餓を1990年の水準から2015年までに半減するというミレニアム開発目標を達成できること示すものだとしています。
しかし、この減少は中国が突出した形で成長したことが大きく、
南アジアやサハラ以南のアフリカでは、経済は急成長しても貧困層の比率はほとんど下がっていません。
そして、今回のデータにはいま問題になっている原油や食料高による貧困の拡大や、景気の悪化による貧困人口に与えた影響は反映されていません。
そこで、今回の勉強会では
まず1週間に自分がどれくらいのお金を使うのかを考えてもらい、
次に自分がバイトの給料日まであと1週間あり、お金はあと800円しか残っていないという状況でどう生活すれば良いかを考えてもらいました。(お金は借りれません)
現在、1ドル=約92円です。
今回扱った800円はアバウトに計算して今回の基準「1日1,25ドル」の1週間分の金額です。
実際このお金で生活をすることは難しく、シェアした時にみんなから出た意見でも
- 学校に行かない
- 食費に当てる(安い食材)
- 自転車に乗る(通学も含め)
- 丸1日寝て過ごす
- もやし栽培
- 魚を釣る
- デパ地下で試食
- ギャンブルにつぎ込む
このように、1日1,25ドルしかないの状況での生活では今の生活を続けることはかなり困難で、おそらく学校にはまず行けません。
しかし、世界にはこの基準やそれ以下のお金で年中生活している人たちが多くいます。
今回の勉強会では、今の自分の生活と比べて、1日、1週間にこれだけしかお金がないことがどんなものかをイメージしてもらいたく行いました。
最後に、CAREというNGOの職員が書いた1日1ドル日記があったので載せておきます。
http://www.careintjp.org/1dollardiary/1dollardiary.html
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